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てぃくる 560 空に絵を描く [てぃくる]


 筆が一種類しかないとか。

 色が決まってておもしろくないとか。

 筆ばっか多くて、実際に描いてるやついないじゃんとか。

 絵を描くより、猫じゃらす方が楽しいとか。

 雲かき回していいの? とか。

 描き上がったやつが、夜にご破算になっちゃうとか。




chig.jpg
(チガヤ)





 まあ、細かいことはどうでもいいから。
 好きに描いて。







  仰ぐれば野を掃く茅花(つばな)空を掃く








Paint My Love by Michael Learns To Rock



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てぃくる 559 てるてるぼうず [てぃくる]




kn.jpg


「なんやなんや、えっらい変ちくりんなてるてるぼうずやなあ」

「雨ぇ降らんと、わいぃ出て来られへんね。せやから、雨降れゆーて、黒てるてるや」

「下は白いやないか」

「雨ばっかだと客が来よらん。それは困るさかい、晴れてくれーゆーて白てるてるや」

「どっちかにせんかい!」





(^^;;





 美しい姿と希少性、食味の良さから、きのこの女王の称号を持つキヌガサタケ
 高級中華食材としても有名ですね。

 近年、人工培養に成功した企業が現れたそうで、今後わたしたちの食卓に上がる日が来るかもしれません。

 ちなみに、上の黒いところはグレバというねばねばがくっついていて。




めっちゃ臭いです!




 その臭いでハエを呼び、胞子をひっつけて運んでもらうわけですから。臭いと文句を言っても始まりません。
 画像のものは本家のキヌガサタケではなく、やや小ぶりで足元の卵の部分が赤くなるアカダマキヌガサタケかもしれませんが、本家同様に食用になります。
黒い部分をきれいに洗い落とせば、てっぺんから足元まで全て食べられます。おいしいてるてるぼうずってことですね。(^m^)






   耳に障る藪蚊の羽音『He(彼)』ばかり







Come Shine A Light by Jack Savoretti



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てぃくる 558 一瞬 [てぃくる]


 一瞬の白熱

 一瞬の光輝

 一瞬の隆盛

 一瞬の栄華


 一瞬は 一度だけでなく 何度でも訪れるが

 その一瞬は 他の一瞬とは異なる

 連なる一瞬を 見続けていると

 一瞬が一瞬ではなく 永劫に続くように思える

 しかし

 一瞬は 一瞬のうちに終わる

 これまで どんな一瞬があったのか

 何も 何一つ思い出せないうちに

 ぷつりと 終わる





aj.jpg
(ガクアジサイ)







  何食へど喉に詰まらせ雨蛙







One Clear Moment by Linda Thompson



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てぃくる 557 青の手習い [てぃくる]


 先生が、最初から空の青を写すことはできないよって言ったの。

 まず薄い色から始めて、上手になってきたら少しずつ濃くしていきなさいって。

 でも、僕らはいつまで経っても上手にならない。

 しょうがないよ。少し色が濃くなってきたなと思ったら、花が終わっちゃうから。



agp.jpg



 アガパンサスの水色が、曇り空の下で空の青を代弁するようになってきました。

 決してくっきり濃い青ではありません。
 本当の青空の下では褪せて見える淡い青。

 でも梅雨曇りの下では、我々の青空に対する渇望を少しだけ叶えてくれます。







  アガパンサス 笑みも涙も水に倣ふ







Pale Blue by The Fin.



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てぃくる 556 にごりえ [てぃくる]


 あ、樋口一葉の名作のことではありませんので、念のため。

 「絵をきれいに描きなさい」
 それは、二種類の意味に取れますね。

 きれいな(美しい)絵を描け。
 絵を丁寧に、手抜きせず描け。

 たったこれだけの短文でも文意が二種類に分岐しますし、その受け止められ方になるともっと多分岐します。

 素直に助言を受け入れる方もおられるでしょう。
 でも、わたしゃがっつり反感を覚える人種です。

 泥田を泥田として撮ろうとすれば、泥の色にしか写りません。
 そこにあるのが泥の色ですから、鮮やかにはなりようがないんです。
 わたしゃそれでいいの。それ以外何も望んでないの。
 それなのにきれいに撮れと言われたら、かちんと来るんです。

「あんたの写真じゃないんだ。ほっといてくれ!」

 腕前が悪いってことに対しては、反発のしようがありません。そらあ事実ですから。
 でも、頼んでもいないのに命令形で言われること自体に腹が立つんですよ。

「おまえにアドバイスなんて頼んでねえよ!」

 ……ってね。(^^;;

 ここが難しいところで。
 アドバイスする側は、あくまでも好意でそう口にすることが多く、必ずしも自分の優位性を押し付けたり、相手を貶めたりするためにそう言ってるわけじゃないんです。
 でも単純に先ほどのセリフだけがぽんと置かれると、発言者の背景が全部ぶっ飛んでしまうんですよ。

 たくさんの会話の中のやり取りにさっきのセリフが挟まれば、発言の背景は自動補完されます。おいおいと思われても必ずしも悪意には取られず、せいぜい苦笑止まりになるかもしれません。
 でも断片だけが一人歩きすると、この手の不随意反応を生起してしまうことが多いように思うんです。特にツイッターでね。(^^;;

 わたしもアカウントは持っていますが、新作アナウンスくらいにしか使わず、ほとんどレイジー(怠け者)アカウントになってます。オピニオンを示す目的では、未来永劫使わないと思います。




bbna.jpg





 まあ、なんとも冴えない一枚です。
 ぼやっとした泥田を背景に、これまたぼやっと三尺バーベナが映ってます。
 まさに濁り画で、美的センスのかけらもありません。

 でも。わたしがなぜこれを撮ったのかを、画像から的確に当てられる人は誰もいないわけで。
 画像が濁っているのか、濁らせてあるのかは、わたし以外にはわからないんですよ。

 どんよりした曇り空を見上げて、ふとそんなことを思ったりします。






  漣(さざなみ)や泥に手を貸す早苗嬢







Muddy Water Blues by Paul Rodgers



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てぃくる 555 ぼーっとしている [てぃくる]


 自分では、決して地味な見てくれではないと思っている。
 顔立ちは整っているし、色も清楚な白だ。

 だが、私にかけられる言葉はいつも「ぼーっと生きてんじゃねえよっ!」
 ぼーっと生きているつもりなぞ、これっぽっちもないんだが。

 私に言わせれば、それは全体効果……いや、全体劣化というもののように思える。

 一つ一つは極めて優れたパーツなのに、それがみな同じ色、サイズ、構成であるがゆえに、集合すればするほど印象が薄まり、ボケてしまう。
 だからといって集団から外れると、個々がいかに優れていても小さすぎ、単独で存在感を示すことはできない。

 図体も態度もでかく、どうしようもなく排他的な俺様で、みんなにとことん嫌われまくっているクズやセイタカアワダチソウ。そういう連中の方が目について評価されるってのは、どうよ?



kwm.jpg



 カワラマツバ
 その名の通り、日当たりのいい堤防や河川敷などでよく見かけます。珍しい植物ではないんですが、パーツがどれもきゃしゃで地味。花の時期にしか目につきません。その花も、整っているもののなにせ小さい。集まると、もやあっとした印象になってしまいます。

 ヤエムグラの仲間なので結構茂るんですが、ああそこにいたのかって感じで、こいつずうずうしくのさばりやがってと言われることはまずありません。利用面から言っても、益にも害にもなりません。

 でも。
 彼らは彼ら、なんですよね。

 優劣が問題になるのは、それが生存に関わる場合だけで、我々人間の印象なんかどうでもいいんでしょう。(^^;;





  飲めぬ酒を口にして伏す午睡かな






Sunday Sun by Calm



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ちょっといっぷく その180 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 長期お弁当休暇中です。
 本州は関東までがすっぽり梅雨入りしましたね。

 少雨の続いていた地域もあったので、水無月が文字通り恵みの水の月になることを心から祈りたいと思います。

◇ ◇ ◇

 さて。

 家内が義母の転院手続き等の関係で一週間ほど帰省していて、その間わたしと息子二人だけの子連れ狼状態になりました。

 わたしは、結婚するまでの一人暮らしが長かったこともあって、家事には抵抗がありません。
 カロリーコントロールの必要があるので、食事は自分で作った方が安心ですし、外食や弁当に頼るよりずっと食事のバリエーションを増やせます。洗濯や掃除も、溜めずにちょこちょこやれば大した手間ではありません。昔取った杵柄で、普通に暮らせてしまうんです。

 わたしより早く家を出る息子に合わせて、いつもより早起きしなければならないのがしんどいくらいですかね。(^^;;

 と・こ・ろ・が。
 うちの愚息は、なあんもせんのですわ。(-"-#

 脱いだ洗濯物を籠に入れるとか、食べ終わった食器はキッチンに下げるとか、そこまではやるんです。でも、それ以上のことは一切しません。手伝おうという気がありません。

 何かあった時には、自分のことを自分でやらなあかんねん。その時に慌てても遅いんやで?
 一応警告するんですが、上の空。こういうところが、一人っ子の弊害なんですかねえ。(^^;;

 自分の生活を自力で支えること。
 それは、自分だけ見ていてもできないんですよ。

 自ら手を動かして、どれほどの労力を要するか知れば、それを母親が代行してくれていることに感謝する気持ちになれます。
 じゃあ、自分も積極的にできることをしよう。何か自分にできることはないかなあ。そういう心の動きが生まれるはずなんですが。




鈍。(^^;;




 まあ、こんなこと、上から目線でわたしが説教することじゃありません。
 いずれ親の扶助が期待できなくなった時に、身を以て思い知ればいい。
 ちょっと冷たい言い方かもしれませんが、体験しないとわからないことが確かにありますので。(^m^)

 んなわけで。
 ちっとも役に立たない子豚のような大五郎を、今日も今日とてしばき倒しております。

「言われたことくらい、ちゃっちゃっとやらんかあい!」




 ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽にコメントしてくださいませ。

 でわでわ。(^^)/





srk.jpg



全て同じようなものだと思い込んでいる日々は、実は毎日違っている。

違っていることを悟れば、違ってしまうことが恐ろしくなくなる。

自分にそう言い聞かせながら。

昨日とは違う一日を、今日もなんとかこなしていく。




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てぃくる 554 ぼさぼさ [てぃくる]


「おまえ、髪長すぎ。これから暑くなるんだし、さっさと切ってこいよ」

「余計なお世話だ。おまえこそ、手足もひげも長すぎだ。さっさと切ってこい」



kam.jpg



(^^;;





 どっちもどっちという感じではありますが。

 エノコログサの穂にとっついているのは、クモヘリカメムシのこどもでしょうか。イネの害虫ですが、エノコログサのようなイネ科雑草の穂で見かけることが多いですね。

◇ ◇ ◇

 ぼんずが通っている中学では、長髪が禁止されています。
 前は目にかからないように、横は耳にかからないように、後ろは襟にかからないように。
 まあ、標準的なところじゃないでしょうか。

 中学生らしい、清潔できりっとした頭髪にするように。そういう説明ですが、ツーブロックはだめ。清潔で、きりっとしてると思うんですけどね。(^m^)

 もっとも、頭髪検査をしてがりがり取り締まるという校風ではないので、逆に生徒の方で自主的に短くしているようです。これからの季節は、伸ばすとリアルに暑苦しいですから。

 わたしは、切れる髪がどんどん少なくなってます。散髪があっという間に終わるので、カメムシにごちゃごちゃ言われる筋合いはありません。(^m^)





  剃り跡の青き襟足夏を染む






Katjusha by Leningrad Cowboys

校則違反もいいとこ。髪切りなさい!(笑



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てぃくる 553 骨だけの傘 [てぃくる]


 骨だけの傘を持ち歩いている人がいる。
 雨を防ぐことも日差しを遮ることもできない、役立たずの傘だ。
 なぜそんなものを携行しているのか、全く理解できない。



qb.jpg
(クイーンズランドボトルツリー)





 その話を友人にしたら、友人があからさまに渋面を作った。

「なあ、そいつが変な傘を持っていることで、おまえになにか不利益が及ぶのか?」

「いや……単に変だなと思っただけだ」

「思っただけじゃないだろ。悪し様に喧伝するのは、傘の持ち主にではなくおまえの脳みそに問題があるぞ」

 むっとして、言い返した。

「なぜ、私がそこまでひどく言われなければならないんだ?」

「俺から見ると、おまえはとことん変なやつだ。俺がそう言ったら、おまえは無条件に自分を修正するのか?」

「む……」

「ある行動、言動を見て理解できなかった場合。その原因は行為者にではなく、理解を拒否する観察者側にあるのさ。だから、脳みその問題だと言ったんだよ」






  アイスバーの当たりの文字は焦げてゐる







Skeletons by Rickie Lee Jones



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てぃくる 552 猫に小判 [てぃくる]


 猫が小判になんかじゃれるものか。
 猫がじゃれるのは、猫じゃらしと相場が決まってるんだ。
 小判にじゃれるのは、江戸時代の悪代官くらいのものだろ。




kob.jpg


 猫に小判と言いますが。
 人間だって、今頃こんな小判をもらっても持て余してしまいますよね。

 コバンソウはヨーロッパ原産の外来植物で、日本には園芸種として持ち込まれ、そのあと逃げ出してあちこちで野生化しました。この画像の小判も、堤防に自生していたものです。

 見た目はかわいいんですが、それ以外の価値は特にありません。毒にも薬にもならず、食用にはならないけど邪魔にもならない。だからこそ、こっそりと生き延びてこれたんでしょう。

 本物の小判は、貨幣としては絶滅してしまいましたから。(^^;;





  穂の出(いず)る夏草揺れて風遥か






Money's Too Tight (To Mention) by Valentine Brothers

あえて、シンプリーレッドじゃない方で。(^m^)



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