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てぃくる 331 恋の炎 [てぃくる]


 湧き上がる想いがそのまま炎と化し、この身を灼き尽くしてしまえばどれほどいいかと。
 人魚姫はそう嘆いた。

 身を捨てれば、想いしか残らない。
 諦めれば、想いすら残せない。

 ああ、わたしは。
 どうしたらよいのだろう?



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(グロリオサ)





 人魚姫の嘆きをじっと聞き続けていたオババは、手にしていた杖で床をこつこつと突いた。

「そうだねえ。おまえの想いを炎に変えることはたやすいよ。でも、それじゃあ、焼き人魚が一匹出来るだけだ。しかも、下半分しか売り物にならん」




(^^;;






 恋は盲目。周囲が見えなくなることは珍しくありません。
 当然、そこにはいっぱい隙が出来るわけで。
 それに乗じておぜぜを巻き上げようという商売が、山のように生まれるわけです。


 好きがいっぱい……はいいんですが、隙がいっぱいには、どうかご用心を。






  夏の日や恋の炎の目くらまし








Mermaid by Train



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